2016年4月21日木曜日

未来時制 will+動詞の原形

【未来を表す表現】
「行く」はgoであり、「行った」はwentである。このように、英語の動詞は現在時制と過去時制はそれぞれ独自の形を持っているが、「(これから)行く」のように未来を表す一語の変化形はない。
そこで、動詞の原形の前に、未来を表す助動詞のwillをつけた<will go>の形で未来のことを表すことが多い。
ただし、この他にも未来のことを表す表現はいくつかある。

【will+動詞の原形】
一般的に単純未来(無意志未来ともいう)と呼ばれているものだけを「時」を表す未来時制として扱う。
未来のことは、本質的には未定であり、不確実なものである。この時制の助動詞willは、要するにこれからのことを言う「未来を示す記号」と考えてよい。
  ・I will be 20 next week.(私は来週二十歳になります)
  ※一人称でshallを使うのは、イギリス英語でも古風な堅い言い方。
  ・She will be in her office tomorrow morning.(彼女は明日の朝は事務所にいます)
  ・I'm sorry but my mother won't be home tomorrow.(すみませんが、母は明日家におりません) 
  ※won'tはwill notの短縮形。

【補足】
参考書によっては、"Will you come here, please?"(ここに来てくれませんか?)などいう依頼の機能を表す形なども、意志未来と称して「時」を表す未来時制の中で取り扱っている。
依頼や勧誘なども、確かに今後のこと、つまり未来に関することである。しかし、これらを「時」を表す純粋な他の時制と一緒に扱うと、意味が混乱しやすい。
これらは実際には、話し手の気持ちを示したり、相手の意志を聞くなどの機能を果たすからである。
日常の会話で依頼や提案その他に大いに役立つこういうwillは、(話す人の心的態度を示す)法助動詞として、似た用法を持つ、can、may、mustなどと一緒に扱う方が合理的なのである。
 
-表現のための実践ロイヤル英文法-より引用  

0 件のコメント:

コメントを投稿