【未来完了の形】
未来完了は<will+have+過去分詞>の形で表す。
・I think most of the seabirds will have finished nest-building by the time you visit the area.
(ほとんどの海鳥はあなたがそこを訪れるまでに巣作りを終えているでしょう)
【未来完了の用法】
未来完了の場合も、現在完了の「時」の基点を、未来のある時点に移して考えればよい。
・Do you think the book will have arrived by tomorrow.
(明日になったらその本はもう届いているでしょうか)
・This lake will probably have frozen by Christmas.
(この湖はクリスマスまでには、たぶん、もう凍ってしまっているでしょう)
・If I visit Paris again I will have been there five times.
(私は、もう一度パリに行けば、五回訪れたことになります)
・My parents will have been married for 45 years on November 29th.
(私の両親は十一月二十九日で、結婚して四十五年になります)
【過去形と現在完了の比較】
過去形と現在完了との"比較時制"がおもしろい。簡単に言えば、過去形は単純に「過去の話」を表すだけで、現在完了の「過去のある時点から現在まで」の「現在まで」の部分がまったくない。という違いしかないのだが、この違いは結構大きい。
具体的に言えば、下記の違いである。
・Of course I know her - after all, I dated her for five whole years.
(彼女のことは知っているとも。だって丸五年も付き合ったのだから)
・Of course I know her - after all, I have dated her for five whole years.
(彼女のことは知っているとも。だって丸五年も付き合ってるのだから)
同じように、たとえば、ある二人の「問題の多い結婚」についての話を現在完了で、"They have had many problems in their marriage."と表現すれば、二人の結婚は依然として続いていることになるのだが、過去形で、"They had many problems in their marriage."と言うと、その「問題の多い結婚」はあくまでも過去のものだ、ということになる。つまり、離婚などのために結婚そのものがなくなったのか、まだ結婚しているが問題がなくなったのかはハッキリしないが、とにかく、その「問題の多い結婚」は、現在は存在しないものだ、とハッキリ表わせているわけである。
-表現のための実践ロイヤル英文法-より引用
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