【現在完了の用法】
現在完了は、過去のある時点から今までの間に、何かがあったとか、なかったとかを表すものである。
時を表す副詞(句)などでその具体的な意味がはっきりする場合が多い。
1:過去のある時から今までの間にあったこと
②現在までの経験 ~現在までに、そのようなことがあったかどうか
ever、never、before、often、once、~timesなどを伴うことが多い。
・Have you ever been to Paris?(パリを訪れたことがありますか?)
・I have never gone to war.(私は戦地に行ったことがない)
・This is the first mail I have ever used this mailing list.
(このメーリングリストを利用するのはこれが初めてです)
・Have you ever met her yourself?(君は直接彼女に会ったことがありますか?)
※一般的には、Did you ever...?も「過去の経験」を聞くことができるが、この文の場合は、
Did you ever meet her?とすると、彼女が亡くなったか、とにかく彼女に会う機会はもうなくなっている。
という前提があるかのような印象を与えかねない。
③現在までの習慣的行為や状態の継続
for~、since~など「期間」を表す語句を伴うことが多い。
「継続」は状態がふつうであるが、「習慣的行為」の場合もある。
・She has played at Wimbledon since she was twenty.
(彼女は二十歳のときからずっとウィンブルドンに出場している)
・He and I have known each other for thirty years.
(彼と私は知り合ってから三十年になります)
※動作の継続は現在完了進行形を使うのがふつう。
・I have been working for eight hours.(八時間ずっと働いている)
ただし、動詞によっては、進行形にしなくても同じ意味を表すことができるものがある。
2:未来完了の代用
時や条件を表す副詞節の中では、未来のことが現在形で表されるように、未来完了も現在完了で表されることがある 。
・Your order will be shipped as soon as payment has been received.
(ご注文の品はお支払い代金を受領次第出荷いたします)
-表現のための実践ロイヤル英文法-より引用
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