2016年4月25日月曜日

現在完了 経験・習慣・未来完了の代用

【現在完了の用法】
現在完了は、過去のある時点から今までの間に、何かがあったとか、なかったとかを表すものである。
時を表す副詞(句)などでその具体的な意味がはっきりする場合が多い。

1:過去のある時から今までの間にあったこと
②現在までの経験 ~現在までに、そのようなことがあったかどうか
  ever、never、before、often、once、~timesなどを伴うことが多い。
  ・Have you ever been to Paris?(パリを訪れたことがありますか?)
  ・I have never gone to war.(私は戦地に行ったことがない)
  ・This is the first mail I have ever used this mailing list.
   (このメーリングリストを利用するのはこれが初めてです)
  ・Have you ever met her yourself?(君は直接彼女に会ったことがありますか?)
  ※一般的には、Did you ever...?も「過去の経験」を聞くことができるが、この文の場合は、
   Did you ever meet her?とすると、彼女が亡くなったか、とにかく彼女に会う機会はもうなくなっている。
   という前提があるかのような印象を与えかねない。

③現在までの習慣的行為や状態の継続
  for~、since~など「期間」を表す語句を伴うことが多い。
  「継続」は状態がふつうであるが、「習慣的行為」の場合もある。
  ・She has played at Wimbledon since she was twenty.
   (彼女は二十歳のときからずっとウィンブルドンに出場している)
  ・He and I have known each other for thirty years.
   (彼と私は知り合ってから三十年になります)
  ※動作の継続は現在完了進行形を使うのがふつう。 
  ・I have been working for eight hours.(八時間ずっと働いている)
  ただし、動詞によっては、進行形にしなくても同じ意味を表すことができるものがある。 

2:未来完了の代用
時や条件を表す副詞節の中では、未来のことが現在形で表されるように、未来完了も現在完了で表されることがある 。
  ・Your order will be shipped as soon as payment has been received.
   (ご注文の品はお支払い代金を受領次第出荷いたします) 

-表現のための実践ロイヤル英文法-より引用  

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