【補語】
1:補語とその種類
<主語+動詞>、<主語+動詞+目的語>だけでは意味が不完全な場合に、これを補って意味の通る文にする語句を補語という。修飾語句は取り去っても意味が通じるが、補語は取り去ると文意が成り立たなくなる。
主語を説明するものを主格補語、目的語を修飾するものを目的格補語という。
・The bald eagle is the US national bird.(白頭ワシは米国の国鳥です)
※この場合は、the bald eagle=the US national birdの関係になる。
白頭ワシは、米国とカナダにしかいない大きな猛禽で、
baldには「(動物の)頭に白い部分がある」という意味もある。
1782年に国会で米国の国鳥に決定。米国の力の象徴として、合衆国大紋章になり、
切手や貨幣などにもその姿が見られる。
・The first immigrants called the big bird a bald eagle.
(最初の移住民たちはその大きな鳥を白頭ワシと呼んだ)
※この場合は、the big bird=a bald eagleの関係になる。
2:補語になる語句
・When did you become a detective?(いつ探偵になったのですか) 〔名詞〕
・This password is not mine.(このパスワードは私のものではない) 〔代名詞〕
・The two children look alike.(その二人の子は似た顔している) 〔形容詞〕
・The news made Ann happy.(その知らせを聞いてアンは幸せな気分になった) 〔形容詞〕
・School is over at 3:00 p.m.(授業は午後三時に終わります) 〔副詞〕
・To love is to be happy.(人を愛すると幸せな気分になる) 〔to不定詞〕
・My hobby is collecting stickers.(私の趣味はステッカーを集めることです) 〔動名詞〕
・The new hotel is under construction.(その新しいホテルは建築中です) 〔句〕
・The problem is that he hates school.(問題は彼が学校が大嫌いなことである) 〔節〕
3:補語に相当する語句
完全動詞だから、本来補語は必要ないのだが、
補語と同じように働いて、主語や目的語の状態を説明している場合がある。
①主格補語に相当する場合
・Schubert died young.(シューベルトは若くして死んだ)
※Schubert was young when he died.(死んだときは若かった)ということ。
「佳人薄命」の英訳は、Beautiful women die young.ではなく、The good die young.がふつう。
・A little girl came running.(小さな女の子が走ってやってきた)
※「やってきた」ときの女の子の状態を説明している。
A little girl came.と、(She was) running (when she came)とを一緒に言っているのである。
②目的格補語に相当する場合
・I like my coffee strong.(コーヒーは濃いほうが好きだ)
※私が好むコーヒーの状態はstrong(濃い)なのである。
「薄い」はweakという。
-表現のための実践ロイヤル英文法-より引用
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