2016年5月9日月曜日

補語

【補語】
1:補語とその種類
<主語+動詞>、<主語+動詞+目的語>だけでは意味が不完全な場合に、これを補って意味の通る文にする語句を補語という。修飾語句は取り去っても意味が通じるが、補語は取り去ると文意が成り立たなくなる。
主語を説明するものを主格補語、目的語を修飾するものを目的格補語という。
  ・The bald eagle is the US national bird.(白頭ワシは米国の国鳥です)
  ※この場合は、the bald eagle=the US national birdの関係になる。
   白頭ワシは、米国とカナダにしかいない大きな猛禽で、
   baldには「(動物の)頭に白い部分がある」という意味もある。
   1782年に国会で米国の国鳥に決定。米国の力の象徴として、合衆国大紋章になり、
   切手や貨幣などにもその姿が見られる。

  ・The first immigrants called the big bird a bald eagle.
   (最初の移住民たちはその大きな鳥を白頭ワシと呼んだ)
  ※この場合は、the big bird=a bald eagleの関係になる。

2:補語になる語句
  ・When did you become a detective?(いつ探偵になったのですか)         〔名詞〕
  ・This password is not mine.(このパスワードは私のものではない)       〔代名詞〕
  ・The two children look alike.(その二人の子は似た顔している)         〔形容詞〕
  ・The news made Ann happy.(その知らせを聞いてアンは幸せな気分になった)   〔形容詞〕
  ・School is over at 3:00 p.m.(授業は午後三時に終わります)           〔副詞〕 
  ・To love is to be happy.(人を愛すると幸せな気分になる)          〔to不定詞〕
  ・My hobby is collecting stickers.(私の趣味はステッカーを集めることです)     〔動名詞〕
  ・The new hotel is under construction.(その新しいホテルは建築中です)                  〔句〕
  ・The problem is that he hates school.(問題は彼が学校が大嫌いなことである)     〔節〕

3:補語に相当する語句
完全動詞だから、本来補語は必要ないのだが、
補語と同じように働いて、主語や目的語の状態を説明している場合がある。
①主格補語に相当する場合
  ・Schubert died young.(シューベルトは若くして死んだ)
  ※Schubert was young when he died.(死んだときは若かった)ということ。
   「佳人薄命」の英訳は、Beautiful women die young.ではなく、The good die young.がふつう。

  ・A little girl came running.(小さな女の子が走ってやってきた)
  ※「やってきた」ときの女の子の状態を説明している。
   A little girl came.と、(She was) running (when she came)とを一緒に言っているのである。


②目的格補語に相当する場合
  ・I like my coffee strong.(コーヒーは濃いほうが好きだ)
  ※私が好むコーヒーの状態はstrong(濃い)なのである。
   「薄い」はweakという。


-表現のための実践ロイヤル英文法-より引用 

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