2016年5月6日金曜日

主部の構成

【主部の構成】
文を作るときには、主題となる主部(「~は、~が」)を先に置き、それについて述べる述部(「~である、~する」)を続けるのが自然である。
主部(~は) / 述部(~する)
This pond     /  freezes in the winter.(この池は/冬には凍る)
Her horse     /  won a blue ribbon.(彼女の馬は/最高賞を取った) 

【主部の構成と主語】
主部の中で、修飾語句を除いた中心語を主語という。主語は多くの場合、名詞か代名詞であるが、動名詞、to不定詞を含む句や、名詞節なども主語にすることが出来る。
  ・A bird in the hand / is worth two in the bush.(手の中の一羽の鳥は、茂みの中の二羽の価値がある)
  ※in the handは名詞birdを説明している修飾語句。
   「将来手に入るかもしれないものより、今確実に持っているもののほうが価値がある」の意。

  ・A book in the hand is worth two in the library.
   (手の中の一冊の本は、図書館にある二冊の価値がある)
  ※bird→bookに変えたジョークである。
  ・Writing good English / is not so easy.(上手な英文を書くことはそう簡単ではない)
  ・To make mistakes / is human.(過ちを犯すのは、人の常である)
  ※Writing good Englishやto make mistakesはitで置き換えられる。
  ・That she is a Democrat / means nothing to me.
   (彼女が民主党支持だということなんか私にはどうでもいいことだ)
  ※名詞節が文頭で主語のなるのは、関係代名詞のwhatなどで始まる場合が多く、
   that節や、whether節などの場合は、itで置き換える方が多い。


【複合主語】
A and Bのように複数の(代)名詞が結ばれたものを複合主語という。
  ・Jack and I / often go fishing together.(ジャックと私はよく一緒に釣りに行きます)
  ※この場合は、ジャックと私の二人だから複数であるが、ham and eggs(ハムエッグ)のように、
   一つのまとまりと考えて単数扱いにするものもある。


【形式主語】
to不定詞・動名詞を含む句や名詞節などが主語になると、主語が長くなって文の均衡がとれないので、
形式主語の"it"を文頭に置いて、本来の主語を後に置くことが多い。 
本来の主語は、真主語ともいう。
  ・It is dangerous to drive while using a cell phone.

   (携帯電話を使いながら運転するのは危険です) 
  ・It is apparent that the child is lying.(その子が嘘をついているのは明らかだ)
  ※It is dangerous that...とは言えない。形容詞の用い方に注意。
-表現のための実践ロイヤル英文法-より引用  

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