【述部の構成】
述部の中心となるのは述部動詞であるが、この動詞が目的語をとるか、あるいは補語を必要とするかどうかで、大きく四つに分ける事ができる。
述部には修飾語句を含む場合が多い。動詞を修飾する語句は副詞の役割をし、目的語や補語を修飾する語句は形容詞か副詞の役割をしている。
・I saw some passengers on the train with mountain bikes.
(私は列車の中でマウンテンバイクを持った乗客数人を見かけた)
※sawが述語動詞で、(some) passengersが目的語。on the trainと、with mountain bikesは、
共に修飾語句であるが、マウンテンバイクを持ったいたことが印象的だったので、
これを強調するために、with mountain bikesが文末に置かれている。
ふつう、英文では文末の語句に強調が置かれるので、
配列の順に特に規則のない修飾語句がいくつかあるときには
強調したいものを文末に置くとよい。
【述語動詞の種類】
目的語をとる動詞が他動詞であり、とらない動詞が自動詞である。
また、補語を必要とする動詞が不完全動詞で、必要としない動詞が完全動詞である。
1:自動詞と他動詞
・What happened?(何があったの?) 〔目的語をとらない自動詞〕
・Politicians love crises.(政治家は危機的な局面が大好きだ) 〔目的語をとる他動詞〕
2:完全動詞と不完全動詞
・Time went by slowly.(時はゆっくり流れていった) 〔補語を必要としない完全自動詞〕
・He became a millionaire by winning on a lottery.
(彼は宝くじで勝って百万長者になった) 〔補語を必要とする不完全自動詞〕
・Everybody enjoyed the holiday.
(だれもがその休日を楽しんだ) 〔補語を必要としない完全他動詞〕
・You gave me courage.
(あなたは私に勇気を与えてくれた) 〔目的語を二つとる完全他動詞〕
・I thought his attitude rude.
(彼の態度は失礼だ、と私は思った) 〔補語を必要とする不完全他動詞〕
※rudeのような補語がないと、その態度をどう思ったのかわからず、文が不完全。
-表現のための実践ロイヤル英文法-より引用
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